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素焼きの窯出し
こんにちは。8月だというのに寒い寒い日が続いています。
みなさま、体調崩されてはいませんか?
わたくしアシスタントsaiは少し風邪気味です・・。
なので8月なのにセーターを着ているという非常事態!

ところで素焼きが20日の15時から
夜中の1時までの10時間ほど行われました。
温度は600度前後で、
使用した薪はソロの木などです。
大地窯では大体年に一度しか窯焚きをしないので、
窯の中が湿気だらけになってしまい、
最初はしばらく火がつかず苦労したようです。

ちなみにバックで流れるラジオは北京五輪の実況中継だったらしく、
ヴェロニカさんは何の種目かよく分からなかったそうなのですが、
自分も応援されているような気がして元気が出たそうです。

・・そして、本日雨の中でしたが素焼きの窯出しを行いました。

レンガの蓋をあけると
”白州の土の器”は白く、
”棚頭の土の器”は明るい肌色から黒灰色に焼けていました。
器の置く位置によって随分焼け色に差があります。
素焼きはの段階ではまだ器はやわらかく、軽い衝撃で壊れてしまいます。
こうした器を運ぶ作業もとても緊張します。

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器を窯から出すところ

窯の中はサウナのようにまだ熱いです。

器は全体にぎゅっと引き締まりました。
今回の器たちは優しく、丁寧な印象をもちます。
また、縄文人や弥生人が使っていてもおかしくないような素朴な趣でもあります。

 
これから上薬が必要なものは塗ったのち、
いよいよ9月のはじめには一週間の本焼きに入る予定です。
炎をうけると、器の性質はガラリと変わるでしょう。
昨年は本焼き後、器が神々しく転生したようでした。


今回もどうかうまく焚けますように・・

大地窯ネコのヒメちゃん(右)、トラちゃん(左)にも窯焚きの成功を祈っていただきたいですね。

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by oochigama | 2008-08-24 21:47 | 活動コラム
いよいよ窯詰め
こんにちは、アシスタントのsaiです。
昨日の暑さとは一変して、本日はしとしと雨の降る寒い日でした。
まるで秋がもう来てしまったかのようなしっとりとした陽気です。

こんな日に、大地窯ではついに素焼きの窯詰めが行われました。
カンカン照りの暑さよりずっといいね、と語らいながら作業に取りかかります。

まずは草刈りから・・
大地窯の窯焚きは大体年に一度しか行われないこともあり、
窯のまわりも雑草だらけになっていました。

そこでは自分たちの歩くところだけを草刈りして、余計な草は刈りません。
自然のままの美しさを大事にするヴェロニカさんらしい行為です。


さて、いよいよ素焼きの窯詰めです。
ご存じの方も大勢いると思いますが、器は2回焼きます。
一度目が素焼きであり、低温(900度前後)で焼きます。
その後、素焼きで出来た器に上薬を塗って、もう一度焼きます。
これが本焼きです(1300度前後)


工房から窯まで器を運ぶ作業はとても緊張する仕事です。
道は雨で滑りやすくなっているので、なおさら気をつけながら抱えて行きます。

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(窯詰めをするヴェロニカさん)

幸い今回は作品数があまり多くなかったので、割合に早く出来ました。


器を窯に詰めたら、レンガでフタをします。
レンガのサイズは微妙な窯の口にピッタリ合うように複雑に出来ています。
レンガには詰めるとき配置を間違えないように、酸化銅を絵の具にして必ず順番を書いています。

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レンガを配置できたら、その上からセメントがわりの粘土で隙間を埋め、窯に空気が入らないようにします。


これで窯詰め完成です!

お疲れさまでした。

一週間後にひかえる窯出しで、どのように焼けているか楽しみです。

by sai
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by oochigama | 2008-08-17 23:18 | 活動コラム
「器で語ろう」を終えて
おはようございます。暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨日も、記録的な猛暑を記録する中で、阿佐ヶ谷は楽療術所にて
「器で語ろう」が開催されました。

昨日はごく少人数ではありましたが、器を囲んでの語らいを楽しむことができました。
器になぜ興味があるのか、どうして器を作ろう、使おうと思うのかという
ことに関しては参加した方々のそれぞれに思いがあり、どれ一つとして
重複することはありませんでした。
ただ「器を通して楽しみを知る」ということは皆さんのお話の中で共通すること
ではありました。
作って楽しむ、使って楽しむ、これはあたりまえのようなことかもしれませんが、
器は日常什器としての側面の他にも多様な顔をもつツールであることを改めて
実感することができました。
ですので、器を見て触れて、器の文様や重さ、厚み、色や手触り
あらゆることから話が広がっていきました。
このことから、とくにヴェロニカさんの器は想像性を掻き立てる多様性が
内在していることがよく分かりました。

一番印象的だったのは、器から始まった話が枝葉を分け違え、どんどんと
広がっていったことです。それも器とはほど遠く思える話に繋がったことです。
器から教育、教育から子育て、子育てから地域のこと、そしてまちづくりなど・・・
話は尽きませんでした。
しかし、それらの話には器が関連付けられていきました。
器作りを教育に、地域づくりにと具体的な話も出されるほどでした。
そして、最後には不思議と人の輪が出来上がっていました。

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ヴェロニカさんの器は人と人を結びつける不思議な力を持っているのだと
思います。それは、ヴェロニカさんの器の持つ多様性が人々の
心に作用するのではないかと思います。そして、その作用こそが、
ヴェロニカさんの器を通じた、土から人へのメッセージなのかもしれません。
主催した私もその場に引き込まれて主催者であるということを忘れて
楽しんでしましました。器の存在、器の持つ可能性について考えさせら
れるひとときでした。

最後に暑い中時間を割いてご参加くださった方々、場所を提供してくれた
叔母に感謝申し上げたいと思います。
このような催しを今後も継続して行っていきたいと思います。

by masa
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by oochigama | 2008-08-04 06:04 | 活動コラム